きんつぎでは地域に関わる多くのプロジェクトの運営を行なっています。

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きんつぎより年末のご挨拶

年の瀬が迫り、今年も残りわずかとなってまいりました。

寒さもひとしお身にしみるころ、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

早いもので、今年の5月にきんつぎを設立してから半年が経ちました。

あっという間に、風のように通りすぎた半年でしたが、

年末にこうして、振り返ってみると様々な出会いや出来事があり、

とても濃い半年だったように思います。

瀬戸のビル与白や東京の微地域計画など、

多くのクライアントのみなさまに支えられ、きんつぎのミッションである

「地域の根付くを再発見し、地域の芽吹くを創る」ことに取り組めたこと、

改めてみなさまに感謝申し上げます。

 

この半年は、会社を設立した地、瀬戸での活動を通じて、

今後の地方の在り方や地域課題と、真剣に向き合った半年でした。

よく耳にする、人口減少や少子高齢化、空き家問題など課題は、

メディアの情報や書籍などの資料で、わかったつもりになっていたように思います。

ビル与白を運営し、実際に地域のプレイヤーの一人となり活動していくと、

資料ではわからない様々な課題が、複雑に絡み合っていると実感しました。

例えば、空き家活用を考えた場合、オーナーの建物への想いや借主の事業計画、地域独特の商慣習など、

通常の不動産の業務範囲では、あまり扱われないところまで、

手厚く、幅広くフォローをしていかないと、空き家問題はうまく解決していかないように思います。

互いの共通言語がなかったり、それぞれの立場の違いから仲違いしてしまうこともあります。

都心のように、貸主が家賃を決めて物件を提供、借主は家賃を払い物件を使用する権利を得る、

という関係ではなく、空き家活用では、オーナーと借主(もしくは買主)が同じ方向を向き、

一緒にプロジェクトを進めていけるような座組が必要です。

簡単なことではありませんが、ときにはパズルのピースのようで、少し見方を変えるだけで、

ぐっとプロジェクトが前に進むこともあります。

空き家のお話はあくまでも一例ですが、

地域のプレイヤーの一人として、来年も地域課題を解決していきます。

 

来年は、ビル与白の次のステップとなる「地域を耕すビル」に取り組みます。

このプロジェクトでは、単に空間を作るのではなく、地域と建築のかかわり方を再定義し、

地域課題の解決を目指します。まだまだ企画段階ではありますが、

都市型ではない地域の未来を、食の広場・街の工房・観光の軸の

3つのキーワードから地域のみなさんと考えていきます。

来年もきんつぎは地域のみなさんと、

更なる発展、飛躍に向けて邁進して参りますので、

より一層のご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

 

休業期間中につきましては、何かとご迷惑をおかけいたしますが、

何卒よろしくお願い申し上げます。

年内最終営業日:2021年12月27日(月)

新年営業開始日:2022年1月4日(火)

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