きんつぎでは地域に関わる多くのプロジェクトの運営を行なっています。

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地域課題の共有

きんつぎでは、各地で地域課題の解決に取り組むみなさんと、地域コモンズというコミュニティを運営しています。
瀬戸で地域課題に取り組むきんつぎですが、実際に活動していると、空き家活用の課題や、地域の魅力の見つけ方、
コミュニティの運営方法などに、様々なセオリーがあるように思います。
地域課題と言っても、活動する場所にによって課題や解決方法も異なるので、一概には言えませんが、
他の地域の事例や課題を共有し、参加メンバーとヒントをシェアしていくコミュニティです。
地域の課題をどのように解決したか、またはなぜ解決出来なかったかなどをざっくばらんに共有し、みんなで地域の未来を考えます。

現在の参加メンバーは、建築関係、デザイナーや地域で活動する人、経営者など業種も異なれば、年齢や性別もさまさまです。
具体的にどんなことをしているかというと、メンバーのが、毎月1人ずつ地域課題についての発表を行います。

・どんな地域なのか(地域紹介)
・どんな活動をしているのか(活動紹介)
・どんな問題を抱えているのか(問題共有)

などを交えてプレゼンテーションをしていただき、その内容に対してフィードバックを行います。
私自身、地域で活動していて感じることですが、ある一つの地域で活動していると視点が固まってしまい、
なかなか考えが広がらないこともあります。
他の地域からの視点で意見をもらうことで、俯瞰的に物事を捉え、解決方法を探っていきます。
また、このようなご時世なので開催はできていませんが、時機を見て発表者の地域に出向き、地域見学会を行う予定です。
他の地域を実際に見て触れることで、定量的なデータとしては上がってこない、地域のリアルを学ぶ、大人の遠足のようなイメージです。

参加者からの課題は、例えば下記のようなものがありました。
・地方での事業を持続するためには?
・関わりしろをどのように設計するかる?
・なぜ地域おこし協力隊になったか?
ご興味ある方は、ぜひ地域コモンズにご参加ください。

なぜ、私たちがこのようなコミュニティをつくったかというと、
ある地域特有の慣習や現象だと思っていたことが、他の地域でも見られたことがきっかけです。
例えば、
・注目されている地域には、行政の中にキーマンとなる人がいる、またはキーとなる部署がある
・空き家情報は、地元の信用金庫の方や商工会長さんが詳しい場合がある
・外部の人を積極的に受け入れてくれる風土がある、または移住者のコミュニティが醸成されている
などがありました。
一見、地域特有の個別解のようでありなが、他の地域でも見られるような一般解だとすると、
その一般解を体系化し、地域で活動するみなさんとシェアできたら、
地域課題解決のボトムアップになるのではないかという想いから、地域コモンズをつくりました。

これまで発表いただいた4地域のお話しを聞くと、やはり地域課題解決のコツのようなものが見えてきました。
いくつか外してはいけないポイントがあるように思いますが、そのポイントは、地域で活動するみなさんの経験から導き出されたものです。
チェックリストがあるわけでもなく、インターネットで調べても出てきません。
今後は、各地域の事例をまとめて体系化し、地域で活動するみなさんにお伝えできるようなものにしていきたいと考えております。
地域で活動する地域コモンズの趣旨をご理解いただける方、地域コモンズにご興味ある方は、きんつぎまでご連絡ください。

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