きんつぎについて
きんつぎ は、地域の豊かな暮らしが持続にするための、仕組みを創っていきます。
私たちは、この「仕組み」を創ることを大切にしています。といってもあまりイメージが湧かないかもしれません。
例えば、私たちの会社のある愛知県瀬戸市。瀬戸物の街として有名ですが、人口減少や空き家などの課題も抱えています。
街を歩いてみると、瀬戸には築100年を超える古民家や、昭和の雰囲気が残る商店街、歴史を教えてくれる窯垣や煙突、
そのひとつひとつが、街並みや風景をつくり、街の価値になります。
どこを切り取っても魅力ある地域ですが、10年後、20年後にこの街並みや風景が残っているでしょうか。
街の価値とは、ひとそれぞれ異なり、極めて曖昧なものです。
また、ひとつひとつの建物には、例外なく所有者の方がいて、それぞれに想いや事情があります。
その想いや事情を無視して、「この街並みを残しましょう」と伝えても、実現はしないでしょう。
改めてお伝えしますが、私たちは、その地域にある豊かな暮らしが持続するたの仕組みを創りたいと考えています。
その「仕組み」は、ときには、古民家を改修するための建築の専門性の場合もあれば、
所有者の方との対話だったり、はたまた、価値感の共有や、そのいくつかの組み合わせかもしれません。
答えはありませんし、ひとつではありません。
その仕組みを模索しながら、地域のみなさんと共に創っていきます。