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Project

Architect

中渡瀬拡司

Client

個人

location

名古屋市東区白壁

structure

鉄筋コンクリート造

area

350㎡

少ないことの豊かさをつくる

背景

お施主さんは代々引き継いできた土地をお持ちでした。そこには建っていた古い木造アパートが建っていましたが、新しい建築を作ることでその場所の価値を高めることを望まれていました。

less is more

less is moreは建築界では大変有名な言葉です。この集合住宅はこの言葉を引用し考えています。

引き算の美を意識し、徹底的に研ぎ澄ましています。外壁はコンクリート打放しのみで仕上げ、内部も断熱が不要な箇所は打放しとし、使用する材料を最小限に抑えています。その上で、生活音など住む上で気になることを平面計画を行う上で配慮しています。

デザインルール

この建築のデザインルールは対比です。材料の使い方、光の質に対比が起きるようにしています。材料であれば硬いものと柔らかいものを組み合わせることにより、互いを補完し合います。このルールを用いることでシンプルな様で複雑さを持ち合わせることが出来ました。

共用階段にも美しさを

壁から突き出しているかのように見える階段にはある種の緊張感があります。階段が一段一段切れていることにより、その隙間から光が漏れ出し、明暗のある空間が立ち上がります。